日本神話 8.天の岩屋戸
こんにちは。当ブログへお越し下さり、ありがとうございます(^ ^)
今回は、竹田恒泰さんの著書「現代語古事記」を参考に、「天の岩屋戸」のお話をご紹介します。
・日本神話 1.天地が分かれ、別天津神が現れる
・日本神話 2.神代七代と国生み
・日本神話 3.神生み 〜伊邪那美神の死〜
・日本神話 4.伊邪那岐神 黄泉国へ 〜伊邪那美神との永遠の別れ〜
・日本神話 5.三貴子の誕生
・日本神話 6.泣きわめく須佐之男命
・日本神話 7.天照大御神と須佐之男命
も、ぜひご覧下さい。
今回は、竹田恒泰さんの著書「現代語古事記」を参考に、「天の岩屋戸」のお話をご紹介します。
・日本神話 1.天地が分かれ、別天津神が現れる
・日本神話 2.神代七代と国生み
・日本神話 3.神生み 〜伊邪那美神の死〜
・日本神話 4.伊邪那岐神 黄泉国へ 〜伊邪那美神との永遠の別れ〜
・日本神話 5.三貴子の誕生
・日本神話 6.泣きわめく須佐之男命
・日本神話 7.天照大御神と須佐之男命
も、ぜひご覧下さい。
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天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、弟の須佐之男命(すさのおのみこと)をかばいましたが、須佐之男命の行いは酷くなるばかりでした。
天照大御神が機織小屋で神の衣を織らせていると、須佐之男命は、その小屋の屋根に穴をあけ、皮を剥いだ馬を落とし入れたのです。
機織女(はたおりめ)はビックリして、誤って織の横糸を通す道具で女性器を突き刺してしまい、死にました。
これには天照大御神も黙ってはおられません。
天の岩屋戸(あめのいわやと)を開けて洞窟の中に入り、岩屋戸を閉じて引きこもってしまいました。
天の岩屋戸は、洞窟の入口を塞いでいる岩のことです。
すると、太陽の神である天照大御神が引き籠ってしまったため、高天原(たかまのはら)は暗闇に包まれ、葦原中国(あしはらのなかつくに)も暗くなりました。
そして、昼が来ない夜だけの世界となり、万(よろず)の神の声が夏バエのように満ちあふれ、万の災いが起こるようになってしまいました。
万とは、数が多いことです。
八百万(やおよろず)の神は困りに困り、天の安の河原(あめのやすのかわら)に集まって、色々と考えをめぐらせましたが、良い考えは無く、「知恵の神」で知られる思金神(おもいかねのかみ)に相談することにしました。
八百万の神とは、たくさんの神々のことです。
思慮を兼ね備えた思金神の考えた方策は、「祭り」でした。
早速、神々は祭りの準備に取り掛かります。
まず、ニワトリが集められ、一斉に鳴かされました。
ニワトリが鳴くと太陽が昇ることから、ニワトリを鳴かせることは太陽が現れるのを促す呪術だったのです。
次に、天の安の河(あめのやすのかわ)の川上にある固い石を取り、鉱山の鉄を取り、鍛冶屋を探して、伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)に鏡を作らせました。
固い石は、鉄を鍛えるのに使うものです。
また、玉祖命(たまのおやのみこと)に、多くの玉を緒に通した飾りを作らせました。
こうして、必要な神器が揃いました。
ちなみに、このとき作らせた神器の内、鏡は八咫鏡(やたのかがみ)、玉を緒に通した飾りは八尺勾玉(やさかのまがたま)と呼ばれ、後に高天原から地上にもたらされ、天皇の皇位の印である「三種の神器」の内の二つとなります。
そして、天児屋命(あめのこやねのみこと)と布刀玉命(ふとだまのみこと)を呼んで、にぎやかな祭りが始まりました。
山から根ごと掘り出してきた枝ぶりの良い榊(さかき)に、上の枝には八尺勾玉の多くの珠を取り付け、中の枝には八咫鏡を取り付け、下の枝には木綿と麻の布を垂らし、この見事な供え物を布刀玉命が取り持ち、天児屋命が祝詞を奏上しました。
また、天照大御神がこもった岩屋戸のすぐ脇には、力持ちの神である天手力男神(あめのたぢからおのかみ)が立ちました。
岩屋戸の前では神楽が始まりました。
踊り手の天宇受売命(あめのうずめのみこと)は、神懸りして、女神であるのにも関わらず、胸乳をあらわに出して、服の紐を隠部の所まで押し下げました。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、弟の須佐之男命(すさのおのみこと)をかばいましたが、須佐之男命の行いは酷くなるばかりでした。
天照大御神が機織小屋で神の衣を織らせていると、須佐之男命は、その小屋の屋根に穴をあけ、皮を剥いだ馬を落とし入れたのです。
機織女(はたおりめ)はビックリして、誤って織の横糸を通す道具で女性器を突き刺してしまい、死にました。
これには天照大御神も黙ってはおられません。
天の岩屋戸(あめのいわやと)を開けて洞窟の中に入り、岩屋戸を閉じて引きこもってしまいました。
天の岩屋戸は、洞窟の入口を塞いでいる岩のことです。
すると、太陽の神である天照大御神が引き籠ってしまったため、高天原(たかまのはら)は暗闇に包まれ、葦原中国(あしはらのなかつくに)も暗くなりました。
そして、昼が来ない夜だけの世界となり、万(よろず)の神の声が夏バエのように満ちあふれ、万の災いが起こるようになってしまいました。
万とは、数が多いことです。
八百万(やおよろず)の神は困りに困り、天の安の河原(あめのやすのかわら)に集まって、色々と考えをめぐらせましたが、良い考えは無く、「知恵の神」で知られる思金神(おもいかねのかみ)に相談することにしました。
八百万の神とは、たくさんの神々のことです。
思慮を兼ね備えた思金神の考えた方策は、「祭り」でした。
早速、神々は祭りの準備に取り掛かります。
まず、ニワトリが集められ、一斉に鳴かされました。
ニワトリが鳴くと太陽が昇ることから、ニワトリを鳴かせることは太陽が現れるのを促す呪術だったのです。
次に、天の安の河(あめのやすのかわ)の川上にある固い石を取り、鉱山の鉄を取り、鍛冶屋を探して、伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)に鏡を作らせました。
固い石は、鉄を鍛えるのに使うものです。
また、玉祖命(たまのおやのみこと)に、多くの玉を緒に通した飾りを作らせました。
こうして、必要な神器が揃いました。
ちなみに、このとき作らせた神器の内、鏡は八咫鏡(やたのかがみ)、玉を緒に通した飾りは八尺勾玉(やさかのまがたま)と呼ばれ、後に高天原から地上にもたらされ、天皇の皇位の印である「三種の神器」の内の二つとなります。
そして、天児屋命(あめのこやねのみこと)と布刀玉命(ふとだまのみこと)を呼んで、にぎやかな祭りが始まりました。
山から根ごと掘り出してきた枝ぶりの良い榊(さかき)に、上の枝には八尺勾玉の多くの珠を取り付け、中の枝には八咫鏡を取り付け、下の枝には木綿と麻の布を垂らし、この見事な供え物を布刀玉命が取り持ち、天児屋命が祝詞を奏上しました。
また、天照大御神がこもった岩屋戸のすぐ脇には、力持ちの神である天手力男神(あめのたぢからおのかみ)が立ちました。
岩屋戸の前では神楽が始まりました。
踊り手の天宇受売命(あめのうずめのみこと)は、神懸りして、女神であるのにも関わらず、胸乳をあらわに出して、服の紐を隠部の所まで押し下げました。
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